落谷孝広氏による特別講演会を開催します(2020年1月30日)
2019.12.23
落谷孝広氏(東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門)をお招きして特別講演会を開催します。聴講自由ですので、学内外問わず、どなたでもご参加可能です。
本講演会は博士課程教育リーディングプログラムの授業(バトンゾーン特論)として開催するもので、学生自らが企画したものです。本企画は、リーディングプログラム履修生の応用化学・生命工学専攻 篠崎竜登さんらによるものです。
日時: 2020年1月30日(木)14:40~16:10
場所: 本学講義棟 A2-101
演題: がんの早期発見と治療の新展開 ~がんと共存する社会の実現に向けて~
概要:
世界に類を見ないスピードで我が国は高齢化社会へと突入しました。これに加えて、いま2人にひとりが「がん」に罹患する時代を迎えています。こうした状況のもとで、増え続ける莫大な国民医療費は2025年には56兆円を超えるとの予想がなされて以来、これに対応するための様々な取り組みが国や民間レベルで行われています。しかし人間の寿命が100歳をも目指す時代がすぐ目の前に来た現在、健康寿命を延ばすスマートライフケアの需要は益々増えることになります。「未病」という言葉が流行しているものの、健康なのか病(やまい)の一歩手前の未病なのかを正確に判定する指標となる新たなバイオマーカーが必要です。本講演では、血液1滴で早期のがんを発見する夢の診断方法の研究の最前線をご紹介するとともに、がんと共存するための最新のがん治療研究を紹介します。
※本講演の録音・録画・ストリーミング・アーカイブを禁止いたします。